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ワークロードとは
PULSEをご使用するうえで重要なキーワード「ワークロード」とは何か?
理解することで、今まで感覚でしか分からなかった選手の肘のコンディションが
客観的データで把握することができるようになります。
ワークロードとは
ワークロード=負荷
PULSEにおけるワークロードとは
肘に蓄積された負荷の事です。
PULSEは肘へ蓄積された負荷を
見える化することで選手毎の
日々の最適な負荷量を算出することを
可能にしました。
なぜワークロードのモニタリングが重要なのか?
ワークロード
パフォーマンスの向上と
ケガの要因
3大要素
メカニクス
ストレングス
Mechanics
Strength
Mechanics × Strength × Workload
肘のケガを予防するためには
上の図の3つの要素を基にアプローチすることができます。
今まではメカニクスとストレングスへのアプローチを中心に行い
一般的に言う悪いフォームから良いフォームに修正して
負荷のかかりにくいフォームを習得して肘のケガの予防を行ってきましたが
良いフォームでも悪いフォームでも投球中は肘に負荷が掛かります。
その負荷の蓄積がキャパシティを超えてしまうと肘が負荷に照られなくなり
投球フォームが良くてもケガのリスクは一気に上昇してしまいます。
ワークロードとは、
その負荷の現在の蓄積状況とキャパシティを把握し、日々の最適な投球負荷量を管理するために
必要不可欠な数値と考え方です。
スキルUPをして速い球を投げられるようになるだけではなく、それを1試合通して発揮し続けるために必要な肘のキャパシティを構築していくためにも日々の負荷量の管理は必要なので
ワークロード管理をすることはケガの予防だけではなく結果的に
パフォーマンスの向上にも繋がります。
投球時のストレス
投球時には様々なストレスが肘にかかりますが、
PULSEでは1球ごとにピーク外反ストレスを計測しています。
どんなフォームでも
投球時には必ず1球投げるごとに肘に
“外反ストレス”という力が加わっています。
肘のケガのメカニズム(内側側副靭帯)
ピッチャーのケガで最も深刻な
肘内側側副靭帯(UCL)損傷
受傷のメカニズム
この靭帯を損傷すると場合によってトミージョン手術を行い
復帰までに約1年かかります。
靭帯はどれくらいの負荷にまで耐えられるのか?
右の資料は筋肉などを省き、
骨と内側側副靭帯だけでどれくらいの外反ストレス(Nm)に耐えられるのか実験したものです。
32Nmの力で
肘内側側副靭帯(UCL)は切れました。
実際の投球はどれくらいの負荷がかかっているのか?
メジャーリーガー投手
投球時の平均外反ストレス
75Nm
1球投げるだけ靭帯(UCL)が容易に断裂する力が加わっている
なぜ切れないのか!?
前腕の筋肉がストレスに抵抗し
靭帯にかかるストレスを軽減している
この受傷メカニズムを理解したうえで
肘内側側副靭帯(UCL)が損傷する時は何が起きているのか?
前腕の抵抗する力が機能していない!?
上2つが原因となり
肘内側側副靭帯へのストレスに抵抗する機能をもつ
前腕の筋肉がその機能を使えていない時にケガのリスクが
急激に上昇してしまいます。
疲労
キャパシティを超えた急激な負荷
前腕回内屈筋群(FPM)の段階的な強化
筋量、質、スタミナ
前腕回内屈筋群(FPM)の疲労のモニタリング
リアルタイムのコンディション評価
ワークロード
パフォーマンスの向上と
ケガの要因
3大要素
メカニクス
ストレングス
Mechanics
Strength
ワークロードの管理が重要となります。
ケガを予防し、
最高のパフォーマンスを常に発揮できるコンディションを保つには
投球にはストレスがかかることを理解し、
現在のコンディションがどれぐらいの状態にあるのか
を把握した上で、状態に合わせた
適切な量の投球トレーニングを実施
していかなくてはならない。
そのためには
ワークロード(負荷量)のモニタリングが重要
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